ダーウィンから南を目指し、乾いた林地と森林が支配する砂岩の台地テーブルトップ山脈へ向かいます。最初の目的地は、巨大な磁石アリ塚。2メートルの高さがあるものもあります。この驚異的な自然の建造物は、アーチ、トンネル、煙突、遮熱構造、そして育児室までそなえています。日光影響を極力避けるために、塚は平らな面を南北に向けてたち並んでいます。リッチフィールド国立公園の最大の見どころは、枯れることなくこんこんと湧き出る泉を水源とするフローレンス滝、トルマー滝、そしてワンギ滝です。公園の中央に位置する砂岩の台地の所々にはモンスーン雨林の森があります。こうした森は、何千年もの歳月をかけて滝が断崖絶壁を侵食してつくりあげた、深く狭い谷間に育ちました。ワラルー、ワラビー、ポッサム(フクロネズミ)、オオコウモリ、そしてディンゴがよく見られる野生生物です。トルマー滝近くの洞窟は、世界的に珍しいオレンジ・キクガシラ・コウモリの群れの棲家となっています。リッチフィールドには何百種類もの野鳥も生息しています。乾季には猛禽類もよく見られます。レインボー・ビー・イーター(ハチクイ)も滝の近くの岩陰に潜んでいます。緑の熱帯雨林に囲まれた2本の滝からなる美しいフローレンス滝を観賞したら、次はトルマー滝へ。聳え立つ絶壁から深い滝つぼに落ちるトルマー滝は、リッチフィールドでもっとも壮麗な滝とも言われています。そこから程近いワンギ滝の下にある岩に囲まれたプールでは、水浴を楽しむことができます(気象条件などの事情により水浴ができない場合もございます)。滝の上まで登って、上空から公園を一望するのも一興です。その後はダーウィンのホテルに帰ります。